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バレンタイン2017




魔法のコトノハにようこそ。







ときめきトゥナイトの真壁くんと蘭世のカップルを私個人の趣味・嗜好・妄想の中で書き綴る完全自己満足のブログです。二次創作をご理解いただけない方はお戻りいただくほうが賢明です。

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**3月14日に頂いた、拍手コメントのお返事です。

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恋と戯言



暦の上では春。

でも、朝晩はまだ冬の寒さ。
三寒四温とはよく言ったもので、暖かい日が続いたかと思うと急に季節が逆戻りしたり、なかなか安定しない気温に体調を崩しがちだ。


ピピッピ ピピッピ

体温計を取り出すと、その窓には「37.4℃」の電子表示。
おれはそれを見なかったことにして、小さなボタンを押し、電源を落とした。








今日は3月14日、ホワイトデー。
先月のバレンタインデー当日は、江藤が風邪で寝込んでいたが、その数日後の休日に手作りのチョコと手編みの手袋をもらった。というわけで先週、そのお返しに放課後デートに誘ったのだ。



「え!いいの!?」

大声を出す江藤に、おれはシーっと人差し指を立てる。

「ご、ごめん。だって、びっくりしちゃって。」
「神谷に知られたら、元も子もないぞ。」
「そ、そうよね。でも、真壁くんいいの?バイトもジムもどうするの?」
「1日くらいどうってこない。休むから、どっか行こうぜ。」

そう言うと、江藤はいまにも泣き出しそうな顔で、嬉しいと言った。

あれこれなにを贈っていいか悩むより、こうやって連れ出したほうが喜ぶと思ったんだ。
今日のために、ちょっとバイトも時間増やして、懐もあったかくしといたしな。


「A市の水族館に5時から入れるパスポートあるだろ?あれどうだ?」

その言葉に江藤は大きな目をさらに大きくして固まった。

「おい、聞いてんのか?」
「き、聞いてるけど、そんな真壁くんが言いそうにもないセリフ・・・」
「なんだよ、じゃ却下。」
「わーーー!うそうそ、行きたい!水族館!行きます!連れてって!」

というわけで、放課後デートは水族館に決定。
江藤はあれこれ妄想してプランを練っているらしい。
部屋にはもうてるてる坊主までぶら下げて、鈴世に小学生かって呆れられたと笑ってた。

そんなに大したことではないと思うのに、こんなに喜んで楽しみにされると、バイト増やした甲斐があったし、忙しくしてた分、その日は多少のわがままも聞いてやろう。





と、思ってたのにここ数日の寒暖差にやられて風邪をひいてしまった。
昨日の朝目が覚めたときに、猛烈に喉が痛くて。

とりあえず、うがいはしてたけど、1日で治るわけがなく・・・だるいと思ったら微熱だ。
熱を測ったことをひどく後悔した。
ああいうのは、数字を見てしまうと自分は調子が悪いんだと刷り込ませる力がある。

熱なんてない。気のせいだ。
あんなに楽しみにしてた江藤をがっかりさせたくない。

おれは両手でパチンを頬を叩くと、よしっと気合を入れて学校へ向かった。





放課後。

実のところ、朝から時間が経つにつれ、どんどん調子は悪くなった。
授業なんてもともと聞いちゃいないけど、今日にかぎって授業態度が悪いと居残りさせられるわけにいかない。いつもより真面目に聞いてるふりをしていたけど、机につっぷしたい衝動に何度駆られたことだろう。というか、保健室で寝ていたかったくらいだ。

でもそうすると江藤にバレてしまう。

なんとか誤魔化しつつ、この時間までがんばった。
あとは駅で江藤と合流し、水族館へ向かうだけだ。



時間差で学校を出たから、そろそろ着くころだろう。
柱についていた小さな鏡に顔をうつす。

うん、ちょっと顔色悪いかな。
そこで俺はマスクをして、マフラーをまき直し、あいつにあんまり顔をみられないようにした。

これでよし。
あと数時間だから何とか乗り切れる。



「まーかーべくん!お待たせ。」

振り返ると、そこには笑顔の江藤が立っていた。

「・・・行くか。」
「うん。・・・切符もう買った?」
「・・・あ!そうか、そうだよな。」

「真壁くん?・・・・もしかして体調悪い?」

やべっ
マスクなんかしてるから、余計に病人っぽく見えるのかもしれない。

「いや、なに言ってんだよ。そんなことねーよ。」
「ほんと?」
「あぁ。」

「・・・わかった。じゃ、行こう?」

おれの手を取ると、江藤は改札とは反対方向に歩き出す。

「帰ろう。」

「おい、ちょ ちょっと待てよ!」
「待たない。帰ります。」
「なにバカなこと言ってんだよ・・・」

ふいに足を止めた江藤は、右手でおれの頰に触れた。

「ほらやっぱり、熱がある。」

彼女は怒っているような、悲しんでいるような、そんな表情をしている。

「大したことねぇよ。」
「バカなこと言ってるのは真壁くんだよ。無理してこじらせたらもっと辛くなるんだよ?」

確かに、江藤の言う通りだ。

「ごめん・・・」
「なんで謝るの?・・・悪いのは私だね、がっかりさせたくなくて無理したんでしょ?」
「・・・・」

なにも言えなかった。
ただでさえぼーっとする頭に、こいつを納得させられる言い訳なんて浮かばない。

「行こう。歩ける?私の肩につかまっていいよ。」
「おまえが悪いんじゃない。おまえは・・・悪くない。悪くないから。」

そう言うのが精一杯。
江藤に責任を感じて欲しくない。
こんなときに風邪ひく、おれが悪いんだ。


「真壁くんだって悪くないよ。ひきたくて風邪ひかないもんね。」

江藤はおれの背中をぽんぽんっと優しく叩いた。


「うちに行くからね。」
「え?」
「真壁くんち寒いし、薬もないし、ひとりで置いとけないでしょ。」
「でも・・・」

江藤の家には、いつも世話になってばかり。
そんな気持ちから反論しようとしたけど、

「今日は私のわがまま聞いてくれる日でしょ?私は真壁くんに頼って欲しいの。いいでしょ?」

そこまで言われれば、もうおれもその言葉に甘えるしかない。







江藤家の家族はみんな、病人のおれを温かく迎えてくれた。
代わる代わる誰かが部屋に来て、なにか差し入れてくれたり、気遣ってくれたり。

子どもの頃から、一人で過ごす時間が多くて、静かな部屋があたりまえだったけど、ここに来るとこの家の賑やかさになんだかほっとする。江藤の言葉にのこのこ着いてきてしまってよかったな・・・などと天井を見ながら思っていた。


コンコンっとノックとともに、江藤が「入りますよ~」と言ってドアを開ける。

「おかゆができたよ。食べたら、薬飲んでゆっくり休んで。」

彼女は、小さな土鍋や水差しの乗ったトレイをベッドサイドの小さなテーブルに置いた。


「どう?いまは寒い?暑い?おかゆ食べられそうかな?」
「いまは・・・暑いな。ぼーっとするけど、少しいいような気もする。」
「じゃ、起きられる?」
「・・・」

おれはだまって両手を差し出した。
案の定、江藤はすぐには理解できない。

「えっ?ああ!起こしてってことね。・・・すみません、気づきませんで。」

おまえが照れると伝染するからやめてくれ。
急に早口になるとこが、こいつらしい。

江藤がそっと両手を握ったところで、彼女をぐっと引き寄せるとおれの上に落ちてくる。


「わっ!・・・ってもう真壁くん、なにしてんの!大人しくしてなきゃ治らないよ!」
「・・・おまえ、つめたくて、きもちいい・・・」

そのままぎゅっと彼女を腕の中に押し込め、寝返りをうつ。
それにいま言ったことは嘘ではない。

おれの熱く火照る頬を江藤のにくっつけると、ジュっと音がしそうだ。

「おまえが冷やして。バレンタインのときおれが風邪ひいたら、看病するって言ったろ?」
「か、看病するとは言ったけど、こ、これはな、なんか違うくない?」
「そうか?」

距離をとって瞳をのぞけば、そこに拒否の影はない。
またこいつが風邪ひいちまうかな?と思いながら、おれは江藤の唇に降りていく。


コンコンっとノックがしたと思ったら、「氷枕もってきたわよ~。」

そのおふくろさんの声に慌てた江藤が急に起き上がったから、おれは派手に江藤の頭突きを食らった。

「ううっ・・・・」
「いったぁ~い」

氷枕を抱えたおふくろさんは、ドアのところで悶絶している俺たちを眺めている。

「また私ったらお邪魔しちゃったのね。」


おれは痛みと熱の働かない頭で、必死に言い訳を考えた。
そうだ、高熱に浮かされてなにも覚えていないってことにしよう。

江藤には嘘だって責められるだろうけど、熱の原因は、恋の病だと言えば、彼女はどんな顔をするかな。

戯言だって笑うだろうか?それとも悪い病気に罹ったと心配するだろうか?

って本当に言えもしないことを考えるなんて、おれも重症だな。






おしまい。

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プロフィール

菜子

Author:菜子
真壁俊の事情を読んで、ときめき熱が再燃しました。妄想を書き留めて記録していきます。温かい目で見守りください。

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