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2017真壁誕


魔法のコトノハにようこそ。







ときめきトゥナイトの真壁くんと蘭世のカップルを私個人の趣味・嗜好・妄想の中で書き綴る完全自己満足のブログです。二次創作をご理解いただけない方はお戻りいただくほうが賢明です。

また、管理人はパラレル設定に対し抵抗感がないので、原作のイメージを大切にされる方には、意に沿わない方向へお話が展開する場合がございます。閲覧には注意が必要です。もくじの★印はパラレル要素、オリジナルキャラを含みます。

イラスト、漫画の創作もしています。こちらはより、原作のイメージを壊してしまう恐れのあるものですので、必ず折りたたみ記事、閲覧注意の旨を記載しますが、よく考えてからクリックされるようお願いします。

尚、転載はご遠慮願います。


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もくじ

 ★印はパラレル要素やオリジナルキャラが登場します。


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薄紅色に口づけを side S



誕生日だからってなにがめでたいんだ。
そんなふうに思っていた頃もあったのに、その日を楽しみにするなんて、あの頃のおれが知ったら、どんな顔をするだろう。









「真壁くんの誕生日、お部屋でお料理作って待ってるね。」
「おう。バイト休みにしたから、ジムだけで少し早く帰れるから。」

江藤から予定を聞かれる前にすでにバイトには休みを申請していた。
いや、だって急に休ませてくれって言うのは仕事をする上で失礼だし、人数が確保できないってことで休めないこともあるからな。事前に申し出ておくのは、当たり前のことだ。

っておれ誰に言い訳してんだ。
江藤に突っ込まれたわけでもないのに。



「じゃ、これ鍵。誰か来てもホイホイ玄関開けたりすんなよ。」

そう言って帰り際、誰にも見つからないようにこっそり江藤に鍵を渡す。
それを嬉しそうににっこり笑って受け取るから、思わずこっちの頬も緩む。

こんなふうにコソコソすんのも面倒だから、いっそのこと合鍵渡したっていいんだけどな。
まえにそんなこと、あいつが考えてたことあったし、用意してないこともないんだけど、あいつが口に出さないから、おれも口に出さない。おれから提案すれば、「また読んだでしょ。」って言われかねないし、下手すると下心があるんじゃないかって思われそうだし。

・・・ないわけないけど。

でもあいつはまだまだお子ちゃまだしな。
その無邪気さでこっちがどんな思いでいるかも知らないで。

男の部屋にのこのこ上がり込むってどういうことだかわかってるんだろうか?

そう考えると、なんだか少し肩が重くなった。


・・・。

ジムだジム。
しっかり体動かして、この邪念を追い出さなければ。





***


いつも暗く人気のない窓に灯る明かり。
おれはいつもなら見上げることもない景色を、ふと足を止めて見上げた。

早く帰って、あの部屋にいる彼女を抱きしめたい。
そんな感情が流れてくる。

でも一方でまだもう少しこの光景を眺めていたいと思う自分もいる。

友達と遊んで帰って、誰もいない暗い部屋に帰る日と、おふくろが待っている明るい部屋に帰る日に大きな違いがあるように、彼女の存在自体がおれに棲みついて大きな支えになっているということを思う。

毎日この光景がおれを待っていてくれたらいいのに。

と、そんなことを考えている自分にも驚く。
いつの間にか、自分で思うよりずっと欲張りになっているのかもしれない。


おれは両手でパンっと頬を叩く。

自分の欲だけで前に進もうとするな。
まだ養える力なんてないのに。


「よしっ」

そう小さく呟いて、小走りで家まで帰った。




「ただいま。」
「おかえりなさい、お疲れ様。」

そう笑顔で出迎える彼女にすでに決心が鈍りそうではあったが、心の中で「平常心」と唱える。
腕をふるってくれた料理も、いつもの味気ない食事とは全然違ってどれもこれもうまかったけど、あまり考えないようにした。そのせいで江藤の機嫌はやや斜めに傾いたけど、黙々と食べるおれを見ていたら、それも持ち直したらしい。

毎日誕生日だったらいいのに。
と思ったけど、そしたらおれのボクサー人生終わるな。





***


「江藤、そろそろ支度しろよ、送ってく。」
「うん、疲れてるとこごめんね。」

彼女はすくっと立ち上がり、スプリングコートを羽織る。

なんだよ、もうちょい名残惜しそうにしろよ。
と、おれから送ってくと言っておきながら、裏ではそんなことを考えていたり。





「もし人生をやり直せるなら、何才のときに戻りたいかって話しになって。」

友達との会話を江藤が話していたら、こんな話題になった。
まあよくあるタラレバばなし。

「ふーん。 で、おまえはなんて答えたんだ?いくつに戻りたい?」
「私は・・・考えてみたけど、戻りたい日はないって答えたんだ。」
「あぁ、でもわかるな。おれも、そうかもしれない。」


彼女と出会ってから今まで、きっとおれはそんじょそこらの人間よりドラマチックな人生を送って来たと思う。なかなかこんな経験する男いねーぞ。自分でも嫌気がさすようなこともたくさんあったけど、これがおれの運命だと受け入れようと思うようになってからは、不思議とそんなにいやでもなくなった。

きっとそれは、どんなときもまっすぐにおれを想い続けてくれたこいつのおかげ。
だから、過去に戻ってやり直したいことなんてないんだ。

それにもう1回あれやるのがめんどくさすぎるっていうのが一番だけどな。

平穏な日々に忘れそうになることもあるけど、おれは彼女を幸せにしなくちゃいけないんだ。
誕生日に改めて、おれが生まれてきた意味を考える。

それは、こいつに出会うため。
そして笑顔を守るため。



そんな彼女の横顔がふいに悲しそうに見えて、思わず声を掛けた。

「どうかしたか?」

明らかに動揺しているのが伝わってくる。
おれには伝家の宝刀があるけど、いまはそれを使うときではない。

言いたくないことを無理に聞き出すことはしたくないが、吐き出すことで少しは楽になれば・・・。

そう言うと彼女は、堰を切ったように話し出した。



それは中3のときの出来事。
おれはまだ人間で、詳しいことは知らない。
というか、記憶が操作されて覚えていないんだ。
後に夢魔から概要は聞いているけど、そんなことが自分の身に起きていたんて信じられないというか、本の中の出来事のように思っていた。それが江藤をこんなに悲しませ、つらい思い出として刻まれていたなんて。




思わず、抱きしめていた。
頭で考えるより、体が勝手に動いていたと言ったほうがいいだろう。

辛そうに眉間にしわを寄せる彼女を見ていられなかった。
見た目にはわからないけど、彼女の中に残る棘からじわじわと血が流れるよう。

こんなことしかできないおれでごめん。
過去に戻ってやり直せるなら、その転校生を信用するなって言ってやりたいよ。
江藤を悲しませるなって。

もっと自分の気持ちに素直に向き合えって。



おれの誕生日が来るたびに、おまえがそれを思い出して辛いなら、おれができることはひとつ。
誕生日の思い出を楽しいことで埋め尽くそう。

寂しい思いをしてた子供の頃、おまえが新しい記憶を増やしてくれたみたいに。
ふたりでいっしょに楽しい誕生日を過ごそう。

そんな単純なことじゃないのかもしれないけど、彼女は嬉しいと笑ってくれた。

「ありがとう」は、こっちのセリフ。
おまえには何度も助けられてきたんだから。



ひらひらと舞い落ちる桜の花びらが、まるで降り始めの雪のよう。
薄紅色の背景のせいか、彼女は一際美しい。

思わず見とれていると、おれの髪に花びらがついているから、とってくれるという。

「サンキュ。」

と、そう言って彼女と同じ目線まで屈む。

「それはこっちのセリフ。」

そう言ったかと思うと、彼女はおれにくちづけた。
不意打ちの行動に、しばし呆然とするが頬は一瞬にして熱くなる。

それにつられて彼女の頬も薄紅色に染まったから、もう一度引き寄せてキスをした。





おしまい

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プロフィール

菜子

Author:菜子
真壁俊の事情を読んで、ときめき熱が再燃しました。妄想を書き留めて記録していきます。温かい目で見守りください。

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